夏色ハイスクル★青春白書は本当にクソゲーなのか? その1
実は最近あるゲームにハマっています。
PS4/PS3ソフト「夏色ハイスクル★青春白書 ~転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。~」です。寒いラノベかな?(正式タイトル)
発売元はD3パブリッシャー、開発はタムソフトのオープンワールド学園恋愛ADVです。
プレイしたきっかけは、3月下旬にPS4の「PSnow」という定額払えばストリーミングで様々なゲームができるというサービスの存在を知ったこと。PS4を購入して2年以上経過してるのに僕はPSnowは名前しか知らず、どんなサービスなのかという部分は知らなかったんですよね。最初の1週間は無料なので、適当になんかプレイするかーと思って目に止まったのがこのソフトでした。
ただ、うちの回線だとストリーミングでPS3相当のゲームをプレイするのは相当過酷なもので、プチフリーズや音飛び連発、酷い時には会話が3ウィンドウ分飛ばされる始末。しかし割とゲームは中盤くらいまで進めてしまっている。1週間の期限も気づけば目の前。というわけでPS4パッケージ版を買っちゃいました。
本当にクソゲーなのか?
後々調べてみたら「クソゲー」で名高いゲームらしく、プレイしてみるとたしかに様々な面でそれを痛感させられました。
- 1日のスタート地点(2B教室前)から基本的にイベントが起きる場所(報道部室)までの移動をほぼ毎日強制される
- 島が中途半端に広いのにイベントで使う施設は全体のうちほんの少しで、でも広いので移動の際ただただ苦痛
- なによりオープンワールドなのにファストトラベルが無い
- ルートによっては主人公が体験してない出来事の話が急に出てきたりする
- 自転車に乗り降りするシーンで一々暗転したり、女の子とのハプニングイベントですらせっかくのかわいいモデルを使わず暗転させテキストのみで済ませる
- シナリオ読んでると主人公が割と空気読めなかったり鼻につく部分が多々ある
- 時間指定でイベントが起きるので現在時刻がかなり重要なゲームなのに主人公が持ってるスマホでは時間がわからない(一番キツい)
- 具体的な時間を知るためには時計を見にいかなければならないが、主人公がメインで動くはずの報道部部室には時計が無い
- 主人公のあだ名を設定できるが、どう設定しても「三日月めぐ」からは「あなっち」としか呼ばれない(一番意味不明)
- 人にぶつかったら一々好感度が下がるので慎重なプレイが求められる。ただし20円のチョコ1個で元通り
- ルートに入らないと仲直りしない女の子がシナリオ後半では誰ルートであれ主人公に優しくなっている
- フラグ設定がガバガバで、会話してる相手のキャラクターモデルが表示されなかったりする(かなり稀だけど)
- ていうかなんで3ヵ月で転校するのにギリギリまで彼女に言わへんねん(核心)
正直まだまだ書きたいことはありますが、逆にいいところを上げると
- 恋愛ADV屈指の自由度
- モデリングがかわいい(個人差)
- 3Dモデリングされたカワイイ女の子のパンツを見るのが好きな人にはこれ以上ない神ゲー
- D3パブリッシャーの過去作品音楽が随所に使われているのでマニアはニヤッとできる
- アバターモードやフリーモードでムフフ
もちろんまだまだあると思います。ただ、確かにシステム面やらいろんな部分で「う~ん…」な部分はあるんですが、いくつかエンドを見てきた僕としては総合的には「面白いゲームだな」との結論に至ってます。
クソゲーの一言で済ませるのはもったいないと断言できるので、僕が今の所プレイしているエンドの簡単な感想をまとめてみました。まだプレイしていない方でもしプレイするつもりが有る方にはネタバレ注意な内容になってます。ていうかEDの話とかもするので少しでもプレイするつもりのある方は見ないで下さい。
今回の記事(その1)では、攻略済の女の子のうち「三日月めぐ」「島袋珠希」の2人のエンドを紹介します。
三日月めぐエンド
主人公の幼馴染で同い年(高校2年生)の女の子です。CV:三上枝織。将来の夢は記者らしいです。画像左。
幼馴染設定ゴリ押しで近寄ってきます。主人公のことを最初から好きなキャラクター。なので、他のルートに入るたびにものすごく可愛そうになります。
他の攻略対象の女の子は当然主人公がアプローチをかけまくってフラグを立たせることで主人公を好きになりますが、めぐだけは最初から主人公のことが好きなんですよね。なので他の女の子を攻略してる時の彼女の言動や表情はかなりつらいです。めぐの好感度を中途半端に上げていくつかフラグを立てた状態で他の女の子のルートを確定させると「私、迷惑だったよね」的なものすごくつらいメールが届きます。つらすぎてスクショ取れなかった。
ルート自体は「報道部が様々な部活や人間にインタビューをする」というイベントが多く、最初は面白いですが後半になって飽きてきます。ただ、やっぱり王道幼馴染メインキャラの女の子なので最初のキスシーンやハグシーンは普通にグッときました。ちなみに、エンディングを迎えた後は後日談がおまけ程度にチョロっと流れますが、めぐの場合夢を叶えて新人記者になります。ただ一つ寂しいのは、転校後「主人公とは就職後に再会する」という点。ということは高2から考えると大卒だとしても6年くらい会ってないことになりますよね。寂しすぎません?その間お互いに他の恋人とか出来てねえのかよ!まあその後なんやかんやあって結婚とかしてくれればそれでOKです(希望)
島袋珠希エンド
画像左の女の子です。名前の読みは「しまぶくろ たまき」。割と幼なめの性格。高校1年生で報道部では主人公の後輩です。入学した時に何かと助けてくれためぐ(珠希は「めぐ姉」と呼ぶ)にゾッコンです。名前のせいで男子に「タマキン」とイジられまくった過去を持ち、極度の男嫌い。主人公にもかなり厳しく辛く当たってきます。しかし珠希を攻略していくとどうでしょう、ツンツンさは残しつつも、死ぬほどデレてくれます。
「でもセンパイは…特別だもん」(CV:洲崎綾)
クッッッッソかわいい!!!!!!!!
すき…一番好き…
最終的には「旦那さん」呼びだったりとめちゃくちゃ積極的になってくれます。泣きそう。エンディングでは主人公の転校を知ってから数日間は主人公と話すらしてくれなくなってしまいます。そりゃそうですよね。せっかく恋人関係になってたった1~2週間で学校から居なくなるとか意味不明ですもんね。
主人公が転校する当日、駅でお別れなんですが、僕的にはめちゃくちゃ泣いてくれるんだろうなあと思ってたんですが、主人公に甘やかされまくっていた自分と決別するかのように「単身赴任、いってらっしゃい」と気持ちを切り替えて送り出してくれます。もうめちゃくちゃ泣きましたよね。僕が。
数年後、珠希と結婚して北海道で単身赴任する主人公に手紙が送られてきます。正直ストーリー何も知らなかったとしても僕はこれだけで泣けます。
最後の言葉なんか、初見時泣きながら見たので「ンハア…」みたいな声出ました。お幸せに。
今の所他に「大神弥生」「東海林薫子」「郡山蘭子」の3人を攻略しましたが、どれも個性的で中々楽しめました。(場所移動と時間調整以外は)
近日中に残っているルートもいくつかクリアして攻略キャラ全員分+他の特殊EDの感想記事も書こうと思います。(はやくクリアしてウォッチドックス2やりたい)
あ、劇中の2曲(OPとED)すごくいい曲なのでオススメです。
【主題歌CD】『夏色ハイスクル★青春白書(略)』テーマソング 『夏色バタフライ☆ / 記憶の中のリグレット』
- アーティスト: めぐ&たまき(CV:三上枝織&洲崎綾)
- 出版社/メーカー: ディースリー・パブリッシャー
- 発売日: 2015/06/04
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
記事その2(最終回)↓